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世界各国のチームと連携するためには人間性も必要

学生時代に電気工学を専攻していたこともあり、入社後もエレキの分野を志望しました。以来一貫して、製品における消費電力を減らし、バッテリー寿命を延ばすことに重点を置いた開発・研究を推進しています。

現在私は主にEBL(Extended Battery Life)チームのリーダとしてチームをリードしつつ、私自身もエンジニアとして製品の低消費電力化・バッテリーの長時間稼働化の実現を目指しています。

このプロジェクトは横浜だけでなく、米沢や中国、台湾などでも推進されており、日頃から国内や海外のスタッフと連携しながら進捗報告や開発を進めています。また、国内外のスタッフだけでなく、時にはIntelやMicrosoftといった社外のエンジニアと協業することも。こうしたチームの運営、外部からの技術・情報を取り入れたプロジェクトの推進、メンバーの成長進化のためには、専門知識や語学力はもちろんなのですが、それ以上に、「いかにすぐ人と仲良くなれるか」といった人間関係の部分が重要だったりします。

1日フルに使えるバッテリーを目指し、未踏の分野へ挑戦する

仕事のやりがいは、自社はもちろん他社でもサポートしていない技術に挑戦し、それをLenovoの特性として製品の中に落とし込んでいくこと。上司や同僚との中で挙がった「こんなことができたらいいよね」といった曖昧な理想に敢えて挑戦し、筋道を立て試行錯誤し、他のチームのエンジニアを巻き込みながら形にしていく過程はとても楽しいものです。実際に現在世界的に販売されている製品のほとんどに、私たちが初めて開発に成功した技術が取り入れられています。

その反面、エンジニアである私たちが大変だと感じるのは、お客様の使用環境と私たちのテストする環境の違いです。先日もアメリカのお客様からスペックと実際のバッテリーの使用時間に齟齬があるという意見が寄せられました。この問題に関して、私はIntelのエンジニアと一緒に先方を訪れ、実際に使用されている商品の状況を測定しました。結果としては、お客様のインストールされているアンチウィルス系ソフトウエアが影響していることが判明しました。現在この状況を踏まえた上で、Intel側とプロジェクトの進め方や、新たなテストツールの開発などに着手しています。

バッテリーの消費電力や寿命はお客様の利便性に大きく影響を及ぼすものです。

私の目標は、リアルユーザーシナリオで1日中フルにバッテリーの心配をせずに使っていただけるようなバッテリーの実現にあります。こうした使用環境の齟齬の発見は、厳しくも大変な問題ではありますが、確実に私を成長させてくれる大切な課題であると思っています。

ONE DAY1日のスケジュール

  1. 10:00出社

    まずはメールチェック。ほとんどがチームのメンバーからの進捗報告です。

  2. 10:30前日のテスト結果確認

    前日に仕掛けておいたバッテリーのテスト結果を確認。

  3. 11:00ミーティング

    ミーティングは1日に3回、それぞれ1時間ほど。オンラインでの会議も頻繁に行われます。

  4. 13:00デバッグ

    午前中に確認したバッテリーのテスト結果の取りまとめと、デバックの実施。

  5. 16:00ミーティング

    再度ミーティング。関わるチームの数が多いとミーティングの回数も自ずと増えていきます。

  6. 17:00プレゼン資料作成

    エクゼクティブに向けたプレゼン資料の作成。
    さらに翌日に向けバッテリーのテストを仕掛けます。

  7. 18:00退社

    時にはふらっと寄り道してダーツを楽しんで帰ることも。

MESSAGE

私も就職活動でLenovoを目指した時は、「どのような仕事があるんだろう」と興味を抱いた反面、本当にやっていけるかなという不安もありました。とりわけ外資系企業という事もあり留学経験がなかった私は英語に不安を覚えていました。しかし、入社後にそんな不安は一掃されました。大切なのは抱えた不安に対して、自分なりに努力して補おうとする意志です。Lenovoはやる気と向上心、そしてどうにかしてやろうというアグレッシブなマインドがあれば成功できる環境があると思います。誰かがやってくれるだろうという精神で仕事をするよりも、自分でなんとかしてやるという思いをもって仕事をしている方が確実に成長も出来るはずです。皆さんがこの職場で、向上を目指して努力を始めた時は、私も全力でサポートさせてもらおうと思います。

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