NECレノボ・ジャパングループ 新卒採用情報

開発者に必要なのは相互理解。
技術者や開発者同士が相手を理解することで
製品はさらに品質を高めていく。

部品設計開発（サブシステム）
A.T.［2016年入社］

Lenovo

数百億円が動くプロジェクトを動かす責任とやりがい

2016年入社から一貫して、ヒューマンインターフェイスデバイスと言わるものを担当しており、ThinkPadブランドのディスプレイ・タッチパネル・ペンデバイス開発をしています。扱う製品の市場価値は非常に高く、クリエイティブな発想力が求められ、開発者としても非常にやりがいのある仕事です。プレッシャーもありますが無事に開発を完了した時には非常に大きな達成感を感じることができます。

数多くの技術を盛り込んでいるヒューマンインタフェイスデバイスには、中国やアメリカなどの社内外のパートナーが持つ技術の導入や検証も不可欠。当然、こうした海外のパートナーとコミュニケーションを取るのですが、そこで感じるのは文化の壁。失敗すれば大きな損失を出すかもしれない技術導入にあたり、日本であれば慎重に議論と時間を重ねて判断しますが、中国では非常にこの判断が早いと感じます。高品質の信頼とスピード感、どちらも大切ですが、Lenovoは開発拠点が複数国に分かれていることでそれぞれの強みを生かしていることは間違いありません。

開発を成功させるためには、技術と市場を見極めが肝心

私たち開発の仕事は、「製品をつくるだけ」ではありません。私が現在の部署に入ったばかりの頃は、世間的にペンデバイスが普及し始めた頃でした。社内のマーケティング部からは、「他社ではこんなペンデバイスが普及している」という意見が矢継ぎ早に飛び込んできており、その度に新しいペンデバイスを作っていきました。最終的に、何十種類にもなったペンデバイスですが、蓋を開けてみれば売れているペンの90%はそのうちのわずか。私はたった10%のペン開発のためにチームの時間を割いていたのです。

それから、私はアメリカをはじめとする複数部門の副社長へプレゼンテーションをする機会があり、状況改善を提案しました。結果、量産計画の変更が認められ、ペンデバイス全体として売上台数は右肩上がりになりました。大切なのは、自ら考え本当に必要なものを効率よく取捨選択すること。この時から私の仕事のスタイルは、大きく変化しました。

ONE DAY1日のスケジュール

09:00出社

会社着、メール処理。30分ほどかけて丁寧にチェックします。
10:00製品開発ミーティング

A社液晶メーカーと開発打ち合わせ＆海外出張の経費精算を行います。
12:00昼食＆昼休み

昼食をとったら、会社の近くの公園へ。海を見てひとときのリフレッシュを楽しみます。
13:00部門週間会議

部門週間会議で、各自の担当しているプロジェクトの報告と意見のすり合わせ。
15:00新製品紹介ミーティング

B社液晶メーカーの新製品紹介打ち合わせ。
16:00使用部品の問題解析ミーティング

C社ガラスメーカーと問題解析会議。新しく使用する外装の強度について意見を交わします。
18:00退社

通勤時間は１時間ほど、家でゆっくりとくつろいだら22時には就寝します。

MESSAGE

当社はお客様に近い完成品メーカーであるため、サプライヤーやパートナー企業と打ち合わせを行う際も立場が強くなりがちです。しかし、相手への尊敬や配慮がなければ交渉は上手に進みません。これは、外部との交渉だけでなく、技術者・開発者、時にはマーケティングなど社内の役割の違うスタッフ同士でも同じ。製品を世に送り出すという目的は同じでも、そこに至るまでの経緯や背景はスタッフそれぞれに違います。意思決定を素早く、的確に行っていくためには、何より相手が何を思ってその意見を口に出しているかを想像することが大切。パソコンやデバイスを作るという一見システマチックな仕事であっても、他者への尊敬・配慮や想像力は必ず必要になってくるのです。