部品設計開発(サブシステム)
A.T.[2016年入社]
PCの枠を超え、お客様を驚かせる
イノベーティブな製品開発を目指して
機構設計・開発(メカ)
S.S.[2014年入社]
横浜で学んだ先端技術とアイデアで米沢のチームを牽引
大学での研究テーマは、マグネシウム合金について。就職時に、NECPCが、マグネシウム合金を使った世界最軽量の「LaVie Z」を発表したことで、強い共感を覚えました。もともと米沢出身で、地元に職場があることにも魅力を感じ入社。米沢で勤務したのち、2019年に横浜へ転勤。次世代PCの先行開発プロジェクトに参加し、全く新しいコンセプトのPCを設計しながら、最先端の情報や設計・開発におけるアイデアの出し方などを学んで、再び米沢に帰ってきました。現在はその知見を活用し、モバイルPCプロジェクトの構造設計におけるサブリーダーとして、開発を牽引するのが私の務めです。開発にあたっては、企画部門やデザイナーからの提案を検討し、装置の仕様の実現性を検討し、そこから構造設計の確認、使用するサンプルの確認、各種の評価の実施、さらには発生した問題の原因究明と対策検討まで、製品づくりを一貫して進めています。
サンプルや使用する部品の確認では海外の製造現場に赴くことも多く、そこでも新たな知識に触れることができるのもこの仕事の楽しいところですね。
入念に試行錯誤を重ねデザインと機能を両立
私たちの作る製品は日々進歩します。それは最先端技術を取り入れるというだけでなく、使い心地やデザイン面での洗練が求められるということも意味します。開発職である私たちは、やはり機能面に目が向きがちですが、デザイナーなどはシンプルでおしゃれなデザインを好むことも少なくありません。そうした場合、機能とデザインの両立が求められるのですがここが私たちの腕の見せ所。以前私が15インチのノートPCの開発に携わった際、要望としてあげられていたのがハードディスク&光学ドライブを搭載した、PCとしては前例のない、狭額縁構造の実現。ディスプレイ周囲の縁を狭くし、液晶を大きく取ると見栄えはしますが堅牢性は下がります。プロジェクトでは、十分な堅牢性とデザイン性を両立させるため新たなベゼル構造を作り出し、内部のレイアウトに関してもそれまでPCの奥側に位置していたスピーカーユニットを手前側に配置し、その上で基板のレイアウトを最適化するなど、試行錯誤を重ねました。その結果前機種からフットプリントを15%小型化することに成功。要求を十分に叶える製品の開発に成功することができました。
ONE DAY1日のスケジュール
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08:30出社
メールの確認。返信が必要なものはすぐに対処。さらにチーム内での情報共有にも入念に目を通します。
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10:00ODM製品の確認
各種評価の進捗やサンプルの日程など、ODM(Original Design Manufacturing)チームと状況確認を行います。
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11:00設計データ確認
進行中のプロジェクトの設計データを、3D/2D CADを用いて確認。
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13:00午前のデータまとめ
食堂で昼食をとったのち、午前の設計データ確認の結果をまとめODMチームにフィードバックします。
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14:00製品サンプル評価
出来上がってきたサンプルの確認。堅牢性など各種のテストを実施します。
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17:00評価の結果まとめ
得られた評価の結果をまとめて、再度ODMチームにフィードバック。
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18:00退社
自宅へは自動車で15分程。まっすぐ帰ることが多いですね。
Engineer Voice
Innovationの現場から