NEC Lenovo Japan Group 新卒採用サイト

入社2年目で新しい機構の電源ボタン作りに挑戦

現在は、2026年度に発売を予定している、X1 Carbonの開発に携わっています。私が担当するのは小部品の設計。特に、従来のシリーズでは搭載されていない新しい電源ボタンの機構の設計にも取り組んでいます。

電源ボタンはPCユーザーが頻繁に触る部品であるため、 ユーザーエクスペリエンスにも関わる重要な部品設計に携われることを嬉しく感じていますね。これまでの電源ボタンには、押下した後にたわんで、手を離すと戻るアームが取り付けられていました。これは弾性のあるプラスチックの部品でボタン本体とは分かれているのですが、私はボタンと一体化したアームとして作りたいと考えました。

新しい機構の部品を目指した時に私が参考としたのは、PCとはかけ離れたもの。例えばタコの足や食パンの袋を締める「パンクロージャー」などの日用品の形状や機能を、参考にしながら試行錯誤を重ねたんです。

PoC(実証用のモデル)となるボタンを設計し、数多くの障壁となる課題をどのようにして乗り越えるのか、さらに機能を成り立たせるためのデザインはどうあるべきか、といったことを考えながら、一人で、時にチームメンバーの力を借りて、設計を前に進めていくのは非常に楽しい作業でした。

一見無関係なものにもヒントがある

私は、大学時代に専攻していたのは生物に関する学問で、卵殻膜の健康効果などを追求していました。そのため就職の際は、食品系の企業も考えていましたが、PCの機構設計に進んだのはより多くの人が手に取り必要とするものに携わりたいという思いがあったから。

分野の大きく違う仕事ですが、意外なことに大学での学びは生かされています。問題を見つけ、原因を突き詰め、解決法を模索するプロセスは多くの学問に共通することですし、機構設計にはバイオミメティクス(生物の構造や機能を模倣して新技術を開発すること)が生かされていることもあるのです。

また、NEC Lenovo Japan自体に柔軟に私の挑戦を認めてくれる風土があり、チームメンバーや上司の間にも、仲間を助け、協力し合う意識が強くあることも、私が自分の力を試し、活かしていくための大きな支えとなっています。

ONE DAY1日のスケジュール

  1. 9:30出社

    まずはメール&Teamsのチェック。連絡事項や情報のアップデートがあればレスポンスを返します。

  2. 10:00進捗確認

    リーダーを中心に、チーム内での仕事の進捗を報告し合います。現在抱えている自分の課題やスケジュールを改めて整理するとともに、仲間の進捗も頭に入れていきます。

  3. 12:00ランチ

    社外でランチ。毎週木曜日に会社近くに来るキッチンカーのローストポーク丼を楽しみにしています。

  4. 13:00試作品作成

    自分の設計したボタンが機能するか、3Dプリンターやキャドを使って試作品を作り、寸法や操作感を確かめていきます。

  5. 15:00ブレスト

    1時間ほど、チームでブレインストーミングを行い新しい機構設計のアイデアを出し合います。

  6. 16:00デザインブラッシュアップ

    再度CADを使って設計業務を開始。周辺部品との関係や機能性などを考慮して設計を進めます。

  7. 18:30退社

    帰った後の習慣は、夕飯作りとストレッチ。2週に1回くらいはチームメンバーやサプライヤーさんと一緒に、会食することも。

MESSAGE

これからNEC Lenovo を目指す方にもっていてほしいのは、何より好奇心と観察力です。機構設計の過程で次々と生じてくる問題や課題を解決していく際に、物事を注意深く観察し、前向きに解決への糸口を探る姿勢が重要になってきます。
パソコンは多くの部品で構成されていて、技術革新も進んでいますから、学生時代から好奇心を持って知識を学び、アップデートしていく姿勢を培ってほしいですね。
それから、弊社は働き方の自由度が高いため、自分でスケジュールや進捗を管理できる自律性を持つことも重要となってきます。
弊社では、やりたいことの意思表示をすれば実際に挑戦することができます。皆さんが大学時代に培った好奇心や探究心を活かして、活躍されることを楽しみにしています。

エントリーはこちらから