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現在のミッション

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ThinkPadの開発プロジェクトにおいて、ソフトウェア全般に関わるインテグレーションテストを担当しています。
私のミッションは大きく分けて2つあります。ひとつは「テストケース」のプランニングです。インテグレーションテストの「テストケース」には、数千項目における「テストシナリオ」があるのですが、その全てを限られたスケジュール内で実施することは不可能です。そのため、該当プロジェクトの特質に応じて、適切な「テストシナリオ」を組み合わせプランニングしていくことが求められるのです。OSや、ドライバなどのコンポーネント、BIOSなど、ソフトウェアの各担当の成果を製品として世に問うために、適切な「テストケース」を構築し、お客様の視点を加味しつつインテグレーションテストを行うこと。それが私の大切なミッションとなります。もちろん開発段階では、さまざまな問題点が浮かび上がります。その問題点の根本原因を突き止め、レポートし、開発チームへとフィードバックして修正をしてもらう。こうしたサイクルを幾度か行うことで、より良い製品づくりにつなげています。
もうひとつのミッションは、テスト自体が本当に効果的かどうかを検証する「テストエンジニアリング」です。このなかには、新しい「テストシナリオ」を生み出していくことも含まれます。例えばOSが新しく発表される際は、インテグレーションテストにおいても最新OSに対応したテストが構築されていなければなりません。テストそのものの検証を常に行いつつ、最新技術への対応も考えていくこと。このことも私の重要なミッションのひとつとなります。
新しい製品の優劣は、私たちが担うインテグレーションテストの優劣とも直結します。私たちが構築する「テストケース」が、限られた時間内でいかに効率的に実施できるのか、またそのことで、どれだけの問題点を洗い出すことができ改善へつなげていくことができるのか。高い使命感を持って仕事に取り組んでいます。

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仕事の手応え

先ほどもお話した通り、私たちが構築するテストは、製品の優劣に直結しているということが、私の仕事の手応えであり、醍醐味です。「より良い」という指標には、そもそもゴールが存在しません。しかし、私たちの「成果」は、初期不良率など、製品出荷後に取るさまざまなサーベイを通じて推し量ることができます。[画像]製作風景 またマーケティング側が実施する特定顧客への聞き取り調査である「Voice of Customer」を通じて、顧客評価を知ることもできます。これらを通じて、以前の製品に存在した問題点や課題が解決されていると評価された時は、素直に嬉しいですね。私たちが構築するインテグレーションテストを通じて、問題点が洗い出され、それらを修正していくことで、より良いものづくりが行われていく。私たちの存在が表面化することは、なかなかありませんが、ものづくりのバックグラウンドで貢献しているという自負を持っています。

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心掛けていること

インテグレーションテストを行う際には、試作機を用意する必要があります。その後、試作機をテストベンダーへ提供し、テストを実施してもらうことになるのですが、リクエストする試作機の数をどう見積もるのか。このこともきわめて重要な判断となります。新規プロダクトにおいては、「テストを行っている際に壊れる」という事象も発生します。[画像]製作風景仮にひとつしか試作機がなかった場合、試作機が壊れてしまったら、その段階でテストのスケジュールはストップしてしまいます。そのリカバーには余計な時間もかかってしまいます。私たちはこうしたリスクも踏まえてリクエストする数量を決定しなければなりません。その一方ではコストを考慮した場合、やみくもに数を用意すればいいわけでもありません。リスクとコストを考えて適切な数量をリクエストする。こうした判断もテストに関わるエンジニアの力量が問われる要素だと認識しています。

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社風

私は転職してレノボに入社しました。以前はある外資系企業でOS開発に携わっていました。レノボに入社して感じたことは、レノボにはきわめて日本企業に近いカルチャーがあることです。社内では日本人間の会話やメールでも、英語を使うことが一般的ですが、その一方で、互いを尊重し合うというか、他者をサポートする思いは強いと感じます。ベテランのエンジニアが若いエンジニアをフォローすることは、きわめて当たり前の文化として根付いています。つまり「誰が」ではなく、「全員で」より良いものづくりを行うというカルチャーがあるのです。こうしたことは、かつて私が勤務していた外資系企業では、あまりなかったカルチャーです。大変な局面を迎えた時は、素直にまわりを頼ることができる空気感がある。こうした環境があるからこそ、気持ちをオープンにできると感じています。私には、こうしたカルチャーは心地良いですね。また、自身の成長を育むうえでも、とてもよい環境だと感じています。

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これからの夢・目標・Vision

これまでレノボで培ってきたテストエンジニアリングの技術をさらにブラッシュアップさせて、より良いテスト開発を行っていきたい。それが現在の私の目標です。ひとつの製品開発において、数千の数がある「テストシナリオ」の全てを行うことがゴールのひとつとなるのですが、残念なことに、それは不可能でしょう。しかし、その究極の目標に近づくことはできるはずです。テストの自動化、あるいはロボットを使ったテストなど、アイデアはいくらでも浮かんできます。時間とコストを削り、一方で精度を上げていく。新しいアイデアを基にしたテストを考え、その一つひとつを現実のものとしていくことで、より良いものづくりに貢献していくこと。それがエンジニアである私の存在意義にもつながると思っています。

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オフタイム

私の趣味は、サーフィンです。湘南に住んでいるので、休日ばかりではなく、波があれば朝4時半くらいに起きて、2時間くらい海に入ってから出社します(笑)。私と同じライフスタイルの人が近所にいて、私が朝5時くらいに家を出ようとすると、向こうは海から上がってきている。いったい何時から入っているんだ(笑)。オンとオフの切り替えも、私には大切なことです。

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